【テーマ】地域医療と在宅医療の現在・過去・未来

【日 時】平成30年7月4日(水)18:00~19:30

【場 所】みらい棟2F共通カンファレンスⅠ

【講 師】東京ふれあい医療生活協同組合 梶原診療所 在宅総合ケアセンター長 平原 佐斗司 先生

【参加者】23名

 梶原診療所の在宅チームでは70名以上のスタッフが、地域の在宅患者と家族を支援されています。医師、訪問診療看護師、訪問看護師、OT、PT、ST、ソーシャルワーカー、ケアマネジャー、介護福祉士、臨床心理士、管理栄養士などの多くの職種が関わっていることはとても驚きでした。在宅医療の対象の多様化に対応するための構成とチーム力はすばらしいと感じました。

 在宅医療の対象となる人は、がん患者さんの在宅緩和ケア、認知症を含む高齢の障がい者、神経難病等、小児在宅医療、精神疾患患者、医療にアクセスできない人へのアウトリーチ等、在宅医療の対象の広がりが時代の変化とともに変わっていき、今後の在宅医療のあり様に大きく関わってくるというとても大きな流れの中にいることを実感しました。  

在宅医療システム構築が言われている今だからこそ、もう一度人と人との関係に基づく医療についてしっかり考えることが大切であること。「最先端のことは患者さんの中にあり、地域の中にある。必要なことは制度がなくてもやること」と力強くお話下さいました。

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