【テーマ】地域の小規模多機能病院の未来

【日 時】平成29年9月22日(金)18:00~19:30

【場 所】島根大学医学部みらい棟4Fギャラクシー

【講 師】宮城県気仙沼市立本吉病院 院長 斎藤稔哲 先生

【参加者】計16名

【概要】小規模医療機関は、余命3カ月~1年の人がハッピーに過ごせるための支えとなり、残りの人生を調整する役割を担っていることや食事に力を入れることで、入院前に訪問診療していた85-90%の患者が在宅に復帰でき、成果をあげていることを紹介いただきました。

 また、訪れる主訴のない患者さんの5年後、10年後の生活を想像しながら、健康の障害となりえる「種」がないか患者さんと一緒に探し、「種」が芽をだし、成長しないように患者さんと一緒に生活を含めて考えていく作業が大切であり、「今困っていない人に、困らないように一緒に取り組むことも重要」と予防の大切さをお教えいただきました。

 新たな試みとして、昨年より根県の隠岐島前病院の白石先生から教わった肩峰下滑液包への注射による疼痛管理が本吉病院外来にも導入され、効果を上げていることをご紹介いただきました。齊藤先生、ありがとうございました。

齊藤先生1齊藤先生2