【テーマ】コミュニケーション・摂食嚥下について考えてみよう~言語聴覚士の仕事~

【日 時】平成29年10月27日(金)18:00~19:30

【場 所】島根大学医学部みらい棟2F共通カンファレンスⅠ

【講 師】介護老人保健施設 寿生苑 言語聴覚士 矢野彩子 先生

【参加者】計13名

【 概 要】リハビリテーションとは失った機能を回復させることだけではなく、「生活の質、人生の質を上げて行けるようには働きかけること」であり、その一端を言語聴覚士が担っていることを紹介していただいた。「おいしく食べることは、よりよく生きること」そのものであり、高齢者の生活の質を維持するために「摂食嚥下障害に気づく・見つける」ことは、重要であることを話していただいた。

 また、失語症患者さんの置かれた状況、パーキンソン病による嚥下障害について事例を交えてわかりやすく説明していただいた。島根県内には現在150名の言語聴覚士が働いているが、高齢者の多い島根では充足しているとは言えず、もっと多くの老健施設に配属されることにより、誤嚥性による肺炎の死亡を減らせる可能性があるとの現場の声を聞かせていただいた。

 10月地域医療セミナー