島根大学医学部附属病院  卒後臨床研修センター　助教　和足　孝之　先生

　令和２年度第3回Career Webinarを開催しました。

【実施日】令和２年７月８日（水）12：15～12：45

【講　師】島根大学医学部附属病院  卒後臨床研修センター
　　　　　助教　和足　孝之　先生

【参加者】４１名

【概　要】　　　　　
　和足先生は、今このコロナ禍での自粛を利用して力を貯えなければならないことがあると、「好きを武器に変える方法 ～てか、何限界決めてるの～」と題してお話し頂いた。
　先生は大学教員であり現役のハーバード大学院生、そのお話にはいくつもの学生の心をつかむメッセージがちりばめられていた。例えば「LIFE SHIFT」「天才を殺す凡人」の本からは、現代社会における人生戦略や天才・秀才・凡人の３者の関係性を述べ、学生には「君らの可能性はほぼ無限大」「本来の志を取り戻してみよう」と呼びかけ、withコロナの時期に自分がやるべきことを、自虐ネタを織り交ぜ5つのWork活動が行われた。その結論は、「不便なこと出来ないことばかりを嘆いても環境は変わらない。ならば自粛を利用して将来の武器に変える。」「重要で緊急でないことに着目する」「好きなことにはどんどんエネルギーをつぎ込める。この貰ったコロナ時間を有効に、好きを自分のキャリアに活かせる武器にしていく。」等であった。
　最後に総合診療医のプログラムは始まったばかりであるが、世界的なビジョンでジェネラリストが台頭してくるので総合診療を学問として学んでほしいと伝えられた。
　濃密な内容にテンポの良いお話しは、聞き手の「聞き逃さない、読み解きたい」という心象を誘うエスプリに富み、先生のカリスマ性の一端を垣間見せて頂いた。