令和2年度第8回Career Webinarを開催しました。

【テーマ】主流じゃないけど本質の仕事~厚生労働省に就職して~

【日 時】令和3年1月25日(月)12:15~12:45

【講 師】島根大学医学部 環境保健医学講座 教授 名越 究 先生

【参加者】16名

【概 要】
 先生は大学卒業後、病院実習で医療制度や診療報酬上の不満を聞くことが多く、元締めの厚生省に行けば何か役に立てると考え、大元からの改革を志し、医師の進路としては0.06%ほどの珍しい医系技官として、当時の厚生省に入省された。地方自治体や本省など全国各地様々な地で活躍され、約20年前の出向先が島根県庁で、出雲保健所や島根県立中央病院でも働かれ、この度の着任は、島根に縁があったのかもしれないと話された。
 厚生労働省の医系技官の役割は、最高の公衆衛生を国民に与えることであり、先生は肝機能障害の身体障害者認定基準の制定などの仕事を行ってこられた。また、ちょうど1年前は防衛省で課長をされており、新型コロナウイルスの対応で、当時の河野大臣とダイアモンドプリンセス号へ視察に行かれた話などをされた。
 今後は、厚生労働省時代に感じていた人材育成と地域保健医療福祉の充実を目指し、学生教育にも力を注いでいくことを熱く語られた。医系技官を目指す学生にとっても、普段聞くことのできない大変興味深い話であった。先生の教室で裏話なども聞いてみたいと感じた!!

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