文化人類学を専攻され、東南アジアに1年間滞在され、また、東京で4年間営業として社会人を経験された後、29歳で本学に入学され、現在8年目の医師として眼科の病棟医長として勤務されています。眼科医は目安として、約3年修行すると1人で白内障の手術ができるようになるそうです。新たな取り組みとして、3歳児検診に精度の高い弱視検出用の機械の導入し、まるでカメラで写真と撮るような形でほんの数秒の検査時間で弱視の可能性のある子どもをスクリーニングすることができるようになったそうです。また、高齢で視力が落ち、視野が狭くなった方を対象にロービジョン外来という新たな外来を立ち上げられ、患者の「新聞が読みたい」「趣味の教本を読みたい」といった要望に沿えるよう拡大読書機の普及につとめ、持ち運び型、据え置き型、スマホ型といった生活に最も適したタイプ゚を患者さんと一緒に選ぶという取り組みを始められたそうです。 

 「人生必ず辛いことが起こるけれど、誰かに聞いてもらうだけで、また、前に進めるようになります」と人生について語っていただきました。

 

1月22日ランチョンセミナー