ランチョンセミナー9/28

   【平成29年9月28日 ランチョンセミナーを開催しました】

小学校の卒業文集には「電車の運転手」と書いていたのに、いつから医師を目指すようになったのだろう?穏やかな家族団欒の時間と精神病患者さんとの異次元の世界を行き来する精神科医の父の背中をみているうちに、興味深い「このギャップ」に引き込まれたのかもしれないと医師になった理由をお話しいただきました。精神科の患者さんは厄介な存在として見られがちだが、生まれる時には皆と同じく親に待ち焦がれられて誕生し、期待されて育ったリ、輝いていた時期があったはず。「病気の人」という役割だけでなく、一生活者として様々な一面を我々と同じように持ち合わせていることを忘れないように接しているとお話し下さいました。ゆっくりと着実に「必ずよいことになるよ」と根底で支えてくれる目薬(見守ってくれる眼差し)を持っていることは、強いことだ。誰かの目薬になるためには、自分自身が健康でなくてはならない。目薬の存在があってこその日薬(時間薬)。岡崎先生のお話は、家族愛、患者愛に満ちていました。