令和2年度第1回地域医療ウェビナーを開催しました。

【実施日】令和2年5月22日(金)18:00~19:30

【講 師】東京ふれあい医療生活共同組合 梶原診療所 所長 平原 佐斗司 先生    

【参加者】 20名

【概 要】

 「ヒトと感染症と医療の歴史からこれからの地域医療を考える」と題して、講演内容を「1.現代社会とコロナパンデミック」「2.医療の歴史と感染症」「3.プライマリケアと在宅医療の歴史」「4.未来医療をどう描く?」の4つに分けてお話頂いた。

 私たちは今コロナ禍に立ち向かい、感染症が医療や政治・経済、生活に多大な影響を与えることを実感している。新型コロナウイルスの感染が世界的に蔓延する中、未来の医療を考える上で、人類が感染症をどのように克服してきたのか歴史に学ぶことの意義を教示頂いた。

 そして、超高齢社会到来後初めてのコロナパンデミックは、日本においても緩和ケア・ACP と言っている状況になく、看取りへの配慮ができる状況になかったと話された。在宅医療の役割にも大きく影響を及ぼす中、これからの医療を担う学生に今だからこそ、しっかり現実を見つめ未来の医療を考えるよう警鐘を鳴らして頂いたように感じた。

平原先生

平原先生2