令和2年度第6回地域医療ウェビナーを実施しました

【テーマ】「ここまでできる!在宅医療と地域連携の現状とこれから ~京都編~
      島根の本気をみせてくれ!」

【日 時】令和2年12 月11日(金)18:00~19:00

【講 師】よしき往診クリニック院長(京都)守上 佳樹先生

【参加者】29名

【概 要】今回のWebinarは、多職種連携サークルSiPSから守上先生をご紹介頂き、共催で開催した。先生が在宅診療を始められたきっかけは、勤務医時代に受けた「朝起きたら父が亡くなっていた」という家族からの1本の電話だったそうである。検案を余儀なくされることに対し、亡くなった本人はもちろんそのような状況になることは想定していなかったであろうし、家族の看取りができなかったという心痛を更に大きな傷にするものであることが容易に想像でき、先生は開業を決意されたということである。
   お話しは全編守上先生の情熱と活力に溢れ、「ここまでできるんだ」とタイトルに呼応したくなるような在宅医療の実践だった。
   先生は、診療の基本方針に「医療機関と患者、地域を結び付け、よりよい社会を作ることへの挑戦を目標とする」を掲げられており、その挑戦の過程をお聞かせ頂いた。365日24時間の安心を患者さんに提供するための体制構築には、院内のみならず地域の歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士との多職種連携や病院・診療所など多機関との密な連携が行われていた。
 地域との顔が見える関係作りは、先生の人材を呼び寄せる人間的な魅力と講演中に何度かスライドにも登場していた「多職種連携!!「患者宅に介入する全ての事業所、スタッフとの信頼できるチーム作り」にあると感じた。

守上先生1

守上先生3