令和2年度第5回地域医療ウェビナーを実施しました

【日 時】令和2年11月20日(金)

【講 師】沖縄県立宮古病院 坂口 公太先生

    隠岐広域連合立隠岐病院 総合内科医員 小川 将也先生

【参加者】33名

【概 要】

  沖縄県宮古島から坂口先生、隠岐の島から小川先生がタッグを組み「働いてみて、今感じる地域医療」のタイトルでお話し頂いた。そこに一貫して、熱く伝えられたのは「やりがい」だった。
  最初に「今夜比べてみました隠岐の島&宮古島クイズ」から始まり、坂口先生の自己紹介そして小川先生の自己紹介と症例からの学びが伝えられた。
     坂口先生のお話しには、いつもアクティブラーナーとしての学びを伝えられる。新任地をご紹介いただき、現況のコロナについては「変化の受け手から担い手に」と、コロナを言い訳にはせず、それによって起きている変化を受容して、次世代につないでいく担い手になりたい。また新任地に赴き家庭医療を学ばれる先生の謙虚さが「風の人が土の人の生活を知る」に表れ「課題も多いがやりがいがある」「若い人にチャレンジしてほしい」というメッセージが送られた。
  小川先生は学生時代のフリーコースでの痛み治療から、多くの先生方との出会いがあり、プロフェッショナリズムをそこから学び、「医療の谷間で困った人を助けたい」と思うようになられたそうである。また坂口先生との出会いは、アクティブに勉強されている先生の姿を通して自らの学習方法を見直したことが切っ掛けと話された。先生はこのような出会いが個人のキャリア形成に繋がる事を、「Planned Happenstance Theory」や「キャリアアンカー」を用いて話され、後輩たちにメッセージとして送られた。また、隠岐病院で、自己の成長を確認する2つの事例やモチベーション向上につながる組織の中での役割を紹介された。
  両先生は視聴する学生達に問いかけ、時に無茶振りがあるものの、学生達はそれも含めて楽しみながら同世代の身近な先輩に敬意を持って答えているのが印象的だった。

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