【テーマ】地域包括ケアと在宅医療 ~新しい医学の創造~

【日時】令和元年7月12日(金)18:00~19:30

【場所】みらい棟2階 共通カンファレンスⅠ

【講師】東京ふれあい医療生活協同組合 梶原診療所 所長 平原 佐斗司 先生

【参加者】11名

【概要】地域包括ケア時代の在宅医療を、歴史をひも解きながら、今、日本が迎える超高齢多死社会におけるエンドオブライフについてお話しいただき、ケアリングの神髄を学ぶことができました。最期の時を住み慣れた家で過ごしたご本人及びご遺族のメッセージは、その医療を受けた満足感であふれていました。あらためて「尊厳ある死とは何か」、「グリーフケアとは何か」を考えさせられ、そこに携わる医療職が本人の価値観や生き方をどう支えていけば良いのか、専門性やその質が問われていることがわかりました。

 また、認知症の方やご家族に対するライフレビューの取り組み、在宅医療のニーズとしてのアウトリーチの重要性、そしてACE(Acute care the elderly)プログラムを導入した有床診療所で行う急性期医療の実践など様々な先進的な取り組みをお聞かせいただきました。2040年問題が言われ、暮しの場の医療が転換期を迎える中で、多職種と連携しながらどうシステムを構築していくのか、その在り方と地域医療をどう支えていくのか医療職として姿勢やマインドを授かったセミナーでした。

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