【実施日】令和4年1月27日(18:00~19:00)
【講 師】島根県立大学 看護栄養学部 健康栄養学科 講師 中畑 典子 先生
【場 所】対面とZoom使用してのhybrid開催
【テーマ】食べることができなければ病気も防げない!
【参加者】14名

 中畑典子先生は現在、島根県立大学看護栄養学部健康栄養学科で勤務されている。
以前は、当講座の教員として、医学生の教育に携わられていた。
今回「食べることができなければ病気も防げない!」をテーマに、お話しいただいた。

 まず、パキスタンで活動された中村哲先生を支援するために結成された「ペシャワール会」を例に挙げて、水確保(灌漑水利事業)の重要性から、開発途上国・先進国の栄養問題、トンガ王国での栄養指導や調理指導、栄養素(5大栄養素・新しい栄養素)等のお話をしていただいた。
特に、低所得の国においても、伝統食よりも近代食の方が好まれる傾向が強く、「非感染性疾患の糖尿病や高血圧の重篤化により死亡している人たちが、42.2%と上昇している」という内容が興味深かった。
また、中畑先生の「食事できることに感謝しましょう」の言葉が、当たり前のように感じるかもしれないが重要なことであり、とても印象に残った。

 栄養は、人間にとって不可欠であり、栄養の不足や過剰摂取は健康を損ね、病気の原因にもなりうる。
世界的にも「飢えや肥満」が問題視されている中で、今一度、栄養=食べることという考え方について、見つめなおす必要があると感じた。
また、生活習慣病等の発症因子としての食事や、高齢者の栄養補給についての社会的関心が近年高まってきており、医療従事者はより的確な栄養知識・スキルを求められている。
そうした中で、医学教育において、栄養学への認識を高めていく必要性を強く感じた。

 

先生

会場