清水先生 佐藤先生

seminar

 

1.日時  : 令和6年10月8日(火)18:00~19:00

2.講師  :Grow訪問看護ステーション 佐藤 千晃 先生

      おおた皮膚科クリニック皮膚・排泄ケア特定認定看護師 清水 美穂子 先生

3.テーマ:褥瘡×在宅×多職種連携~在宅の実情と多職種の役割を理解しよう~

4.場所  : 島根大学医学部みらい棟4階ギャラクシーホール

5.参加者 :46名(学生17名)

 

 今回の講演では、褥瘡ケアにおける多職種連携と在宅療養支援について実際の症例を基にお話し頂いた。
 清水先生は、認定看護師の立場から褥瘡の要因除去や対策、在宅ケアの重要性とチーム連携の必要性を示された。また、発赤が褥瘡の重要なパラメーターであることを指摘し、在宅での観察方法やケアの統一についても提言された。
 佐藤先生は作業療法士として、褥瘡の発生要因を体位や創面から分析し、予測の重要性を述べられた。さらに、「客観的な評価指標の定着」「ケア方法の統一」「主治医との情報共有の難しさ」「地域における特定行為の未実施」などの在宅ケアの課題を提言された。
 この講演は、学生や医療従事者にとって、多職種連携の現場での重要性を学ぶ貴重な機会となり、またお二人が島根大学病院で働かれていた現役時代の姿を懐かしく思い出す時間となった。