【日 時】令和5年3月4日(土) 11:00-15:30
【場 所】パレットごうつ 大ホール
【参加者】対面46名 Web15名 計61名
【講 師】第1部 あさひ診療所  所長       上野伸行 先生
         益田赤十字病院 総合診療科部長  岡本栄祐 先生

     第2部 島根県立中央病院 総合診療科   吉村菜実 先生
         益田赤十字病院  総合診療科    青木 光 先生 
         益田赤十字病院  総合診療科  波多野拓也 先生
         津和野共存病院   内科    木田川幸紀 先生

 第1部は、上野先生が「ACPと意思決定支援について」というテーマで、先生自身が経験された症例をもとにお話しされた。
その中で「患者本人の価値観・人生観を共有することが重要である」と強調された。
続いて、岡本先生が「医者何十年目、総合診療医が自宅で看取りをしてみました」をテーマに、様々な事に葛藤しながら家族を看取られたお話をされ、参加者も真剣な眼差しで聴講した。

 第2部は「感じてみよう、総合診療医の日常」というテーマで、吉村先生、青木先生、波多野先生、木田川先生に、自身の自己紹介や、総合医の日常、経験した症例等をお話しいただいた。
有意義なグループディスカッションも行われ、初期研修医や医学生、高校生の活発な意見交換が行われた。
また、昼食時と第2部の休憩時間には、この春島根大学医学部に入学する高校生の自己紹介および、島根県内11病院のプログラム紹介ビデオが上映された。

 今回の参加者は、医師・医学生・メディカルスタッフ・行政・事務職・消防機関、そして本学医学部に入学する高校生等、総勢61名であった。
様々な職種の方に参加いただき、盛大に開催することができた。
総合診療専門医は、個人・家族・地域社会の抱える様々な健康問題に対して、多職種と協調しながら包括的・継続的に向き合える、地域包括ケアのKey Playerになりうる存在である。
この熱い風を継続できるよう、引き続き全力で支援していきたいと思う。

会場

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