【日時】令和6年6月3日(月)12:15~12:15

【会場】島根大学医学部みらい棟2階共通カンファレンスⅠ

【講師】島根大学医学部眼科学講座 教授 谷戸 正樹先生

【テーマ】いろいろなところに行ってしりあいを増やしましょう

【参加者】25名

 先生は6年次の臨床実習で当時の先々代の教授から熱心な勧誘を受け、眼科学講座に入局された。卒後の基礎研究で「網膜光障害の機構」「光ストレス応答防御機構」を発表。早期緑内障に対する「低侵襲緑内障手術谷戸氏トレベクロトミーマイクロフック」制作、更に「内視鏡的毛様体光凝固装置」を開発し、2022年4月に機器承認、2024年6月には診療報酬点数加算の業績を残された。

 先生を緑内障治療の道へと導いたのは、当時アルバイト先で出会った恩師・千原先生である。経験を重ねる中で「治療して終わりにせず経過も評価しては」と助言を受けられた。これは谷戸先生が執筆された数ある論文テーマの根源であり、若手医師たちにも術後評価の重要性を伝えておられる。

 最後に「色々な所に出向き、出会い、研究や経験をした事で、医師としての幅広さや多様性を学べる」と締めくくられた。

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