上野先生上野先生

令和6年度第1回地域医療セミナー

【日時】令和6年4月25日(木)18:00-19:00

【会場】島根大学医学部みらい棟2階共通カンファレンス室Ⅰ

【講師】浜田市国民健康保険 あさひ診療所

    所長 上野 伸行 先生

【演題】『地域で働くこと』総合医の仕事って

【参加者】22名

 先生は東京葛飾区のご出身で、島根大学医学部33期生で卒業し、自然豊かな島根県で総合診療医になられ、仕事と家族の時間をどちらも大切にされており、地域の優しさに助けられていると言われた。

 先生は診療所の役割について「困ったときに何でも相談できる場所」「患者と専科の架け橋、患者と地域の架け橋、患者と行政の架け橋」「住民に安心を与える」事と、患者にとって本当の幸せは何かを思考しながら診療にあたることが大切と話された。さらに、事例紹介を通し学生とディスカッションをしながら、「総合診療医として働くことは地域社会に貢献する素晴らしい機会である。地域の人々との信頼関係を築きながら、幅広い病気や健康問題に対処、地域全体の健康と福祉に貢献できる。地域のニーズに応じて、予防医療や健康教育、患者のケアマネジメントなど、様々な役割を果たすことができる。」と熱く語られた。

 診療業務では、外来診療のほか、各種検査、小児科手術、訪問診療、各種会議を行い、身近な高次医療機関や行政機関と連携し、地域住民が安心して暮らしていける診療体制を築いているとお話しをされた。