山﨑修先生 CareerWebinar 

【実施日】令和4年11月30日(水)12:15~12:45

【テーマ】半分見せます!学生時代

【講 師】島根大学医学部皮膚科学講座 教授 山﨑 修 先生

【参加者】22名

 山﨑先生は島根大学を卒業後、出身地の岡山県にお帰りになり、岡山大学皮膚科学教室に入局された。全国で初めて開設された岡山大学病院メラノーマセンターの2代目センター長を務められ、令和4年2月に島根大学皮膚科学講座の教授に着任された。

 先生のお話は、ポスターとテーマである「全部見せます!」が『半分見せます!』となったスライドから始まった。「着任後常にマスク着用の状態であったが、ポスターに指名手配の如く写真を載せて頂いて、私を知って貰うことができた」また、「全部としていたが、時代も変わり昔大丈夫であったことが今は通らないこともある。保身のためにも『半分見せます!学生時代!』とした」と、先生の苦笑い交じりの正直な一言に、こちらの貰い笑いも重なり会場が沸いた。

 しかし、期待は裏切らず!!具体的内容は書ききれないが、学生時代は野球とウインドサーフィンの部活動に全力投球、身体は大学に向かわず波を求めて自然と久村海岸の方向へ向かわれたそうである。経費が掛かるウインドサーフィンのために、アルバイトは家庭教師からスーパーの早朝陳列・飲食業・出雲大社の夜間警備と、これも全力投球である。(ちなみに、先生の野球のポジションは何か聞き忘れた。)加えて成績表の開示とハンコ貰いの行脚を“ピー音”も入れず激アツな内容をサラリとお話し頂いた。視聴者の多くは「本当に半分!?」と頭の中を過ぎったはずである。

 岡山大学では 皮膚細菌感染症とメラノーマの研究に取り組まれたそうである。マイナーな皮膚感染症である“おでき”について、“なぜできるのか”誰もやっていないことを研究され、ナンバーワンでありオンリーワンの仕事ができたと話された。また、今やトレンドのメラノーマ研究は、センターを中心としながら共同研究機関との連携で、最先端の研究に取り組まれたそうである。

 島根大学においてはこれまでの業績を踏襲しながら、皮膚がんと皮膚細菌感染症を取り入れていきたいと述べられた。短期目標では、皮膚がんセンターを立ち上げ「皮膚がん診療の拠点を目指す」。中期目標では、研修連携施設が県内に少なく、皮膚科志望の医師や地域枠の医師が義務年限果たすことができるように「地域の診療科体制の整備」を挙げられた。

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