【開催しました】令和6年度第8回Career Seminar
2024年12月11日
第8回 キャリアセミナー
【テーマ】 「学生時代の‟難しい”を乗り越える︰ 免疫学×膠原病・リウマチ内科の世界
【日 時】 令和6年12月11日(水)12:15~12:45
【講 師】 島根大学医学部 膠原病内科 教授 一瀬 邦弘 先生
【参加者】 26名(学生13名)
【概 要】 先生は長崎大学を卒業後、SLE患者の治療経験を通じて膠原病に興味を持たれた。その後、岡山大学大学院で学び、ハーバード大学への留学で腎臓病の研究を深められ、SLEやルー プス腎炎に関する研究を推進された。帰国後は、SLEが多臓器に影響を与えることや、マラリアと の類似性、耐性遺伝子が自然選択された結果として自己免疫疾患が増加した可能性に注しているとの事であった。
「SLEではない健常者と変わらない社会生活を送る」ことを目指す。「SLEの社会的寛解の維持」が治療の最終目標であると話された。また、患者から学ぶ姿勢や臨床現場での再学習の重要性を強調し、「情熱と好奇心を持ち続け、臨床で学び直してほしい」と後進へのエールを送られた。