令和7年度第2回地域医療セミナーを開催しました。

開催日|令和7年5月16日(金)
テーマ|歴史的視点から見る新しい在宅医療の世界
講 師|東京ふれあい医療生活協同組合 梶原診療所
    同研修・研究センター長 同オレンジほっとクリニック
    東京都地域連携型認知症疾患医療センター長
    平原 佐斗司 先生
参加者|29名(学生7名)

 先生は、在宅医療、緩和ケア、老年内科、老年精神科の専門医である。現在はこれまで在宅医療を中心に携わってこられた経験をもとに、特に非がん患者へのエンドオブライフケア(EOLケア)および緩和ケアの提供に尽力されている。
 今回は、古典的在宅医療の終焉や現代在宅医療の誕生といった歴史的背景を踏まえ、新たな在宅医療の展望について講演いただいた。特に、コロナ禍において欧米で制度化が進んだ「在宅急性期医療(HaH)」の紹介が印象的であった。 
 高齢者の急性期医療を病院ではなく自宅や福祉施設で行うこの仕組みは、日本においても早急に制度として整備する必要があると感じた。

 

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