タイトル:「日常から考えるキャリアのヒント」

【日 時】令和7年11月12日(水)12:10~12:40
【場 所】島根大学医学部附属病院 みらい棟2階 共通カンファレンスⅠ
【講 師】島根大学医学部 放射線科 医科医員 河原愛子先生
【参加者】15名(学生10名)

  先生は島根県立中央病院で初期研修を行い、診療科選択では内科と放射線科で迷ったものの、全身を横断的に診られ、診断と治療の双方に関われる点に魅力を感じ、放射線科を選択された。放射線科は、学んだ内容が日々の診断に直結する分野であり、正しい診断が治療へつながる瞬間に大きなやりがいを感じると語られた。

  講演では、緊急IVRにより症状が改善した救急症例や、MRI所見の疑問が新たな知見につながった症例が紹介された。北米放射線学会学術集会2024(RSNA2024)で、水痘・帯状疱疹ウイルス感染の神経学的合併症を整理した教育展示が高く評価され、「Certificate of Merit」を受賞されたことにも触れられた。

 さらに、子育てと仕事の両立についても言及され、周囲の協力と日々の工夫の大切さが述べられた。最後に、島根だからこそ経験できた症例が研究や自身の成長につながったと振り返り、放射線科の魅力を力強く語られた。

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