「人との出会いを大切に。私が考える小児科・新生児科の魅力」

【日 時】令和7年9月22日(月)12:10~12:40
【場 所】島根大学医学部みらい棟共通カンファレンス室Ⅰ
【講 師】島根大学医学部 綜合周産期母子医療センター 助教 山本 慧先生
【参加者】19名(学生9名)

   「多くの出会いに支えられ成長できた」と語る山本先生は、幼少期に近所の開業医に憧れて小児科医を志し島根大学に入学された。その後、ご指導いただいた小児科医の人柄と熱意に惹かれ、卒業後は島根で小児科医になると決意されたそうである。研修医時代、NICUで懸命に生きる赤ちゃんの姿に胸を打たれ、新生児医療の道を選ばれた。埼玉医科大学総合医療センターでは経験豊富な指導医のもとで年間900例近い症例に携わり、現在も動脈管開存症の研究に取り組んでおられる。

  最後に未熟児で出生した児の家族から贈られた動画が紹介されると、会場は感動に包まれた。先生は、「小児科は新生児から中学生まで幅広く、多様な専門性を発揮できる魅力ある分野。特に早産児や染色体異常児の命を救い、家族とともに成長の喜びを分かち合えることがやりがい」と話された。

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